Room 2

    
これは1983年頃のもので、写真印刷がかなり進んでいることが分かる。この時期のビニ本の特徴は、この写真もそう
であるように所謂シースルーの下着を身につけるはしりであることだ。この後、パンティのスケスケ度は進み、局部は、
事実上、まる見え状態になる。モデルの笑みはかなり卑猥で、媚びた下品な魅力があるのがいい。        
 

    
1980年前後のものだろう。1970年代後半のビニ本は写真印刷の状態がやはり時代を感じさせる。見方によれば、
その方がエロっぽいとも言えるが、これなどもそうだろう。簡単に言うと、後のものに比べると、くっきり度が落ちる。
このモデルは美人だが、スケベ親爺に飼われている淫乱の高級ホステスという感じだろうか。            
 

    
下着の感じやコスチューム、カットの撮り方などから、明らかに初期ビニ本と分かる。即物的なまでに露骨な後のものに
対して初期のビニ本には初々しい叙情性とストーリー性があるのが特徴だろう。その意味では、写真全体の雰囲気が、た
とえ全裸ポーズのものでもチラリズムの性格があるといえる気がする。                      
 

    
北見書房とあるが、ここもビニ本の版元として有名なところだった。あえていえば、上品ないやらしさが特徴だったろう
か。写真のカラー処理も丁寧だった。このモデルは、癖があるが、スルメのようにはまってしまう美人で、当時のビニ本
の人気モデルの五指に入るだろう。最初にヘアー写真で発禁になったビニ本のモデルでもある。           
 

    
これも初期のビニ本で1978年頃のもの。写真のカラー処理などは、上の「淫熟Vol.2」や「Campus」と同じか、もう
一つ前という感じ。モデルは、下町の気さくな可愛いお転婆娘という雰囲気。いかにもという絵に描いたような美人でも
なければ、お人形のような可愛さもないが、身近にいるような感じがかえってそそるといえるかもしれない。     
 

    
この殺風景な表紙のデザインなどから上の「18歳の少女」よりも前のビニ本だと分かる。写真も大半がモノクロであり、
絡みも上の写真からも分かるように、とにかく絡んでいるという程度。しかし、それはこれの特徴というより、当時の
ビニ本の一般的な水準だったといえるだろう。モデルそのものは、かなりの美人でレベルが高い。         
 

   
初期ビニ本のSM物てある。後のSM物が、全裸緊縛大股開きで局部にバイブをこれでもかと突き刺しているものが多いのに対して、この
本のような初期のSMは、雰囲気的、叙情的だ。タイトルが「緊縛耽美」と美を強調しているあたりにもそれは現われている。過激な露骨
さは、まだまだ遠いが、しかしSMの基本の羞恥やドキドキする感情は、むしろこちらの方にこそよく出ているのではないか。     
 

      
上の「淫熟Vol.2」と同じ頃のSM物で、「緊縛耽美」よりも新しい。タイトルもより露骨なものに替わり、バイブや
首輪などの道具が現われ、バイブを股間に挿入するシーンなど1980年代のSM物へのスタイルは、ほぼ揃ってい
て、転換期のものと位置づけられる。この時期のものは「媚肉喜悦」「緊縛肉奴隷」のようなタイトルが多かった。
 

      
これは雰囲気的には1980年代のSM物のようだが、内容からすると、むしろ上の「性欲の縄奴隷」よりも古く、「緊縛
耽美」の少し後くらいではないだろうか。写真の半分以上はモノクロであり、過激なカットよりも想像心をくすぐるカット
が多い。メインの方のモデルは鼻筋の通ったハイレベルの美人で、ビニ本以前のエロ本にもよく出ていたらしい。    
 

      
このモデルは、かなり巨乳で、SM以外にも巨乳が売りのビニ本にも出ているが、やはり巨乳縛りは人気があったのか、けっこ
うSM物は多かった。モデルは、いかにもという好きそうな卑猥な美人だ。見るからに淫乱な身体といい、ビニ本にピッタリと
いえるかもしれない。四六時中、性器が濡れているかのような横顔が男サディスティックな感情を激しく刺激するのだろうか。
 

     
セクシーなイメージがNo.1だった頃の松坂慶子を少し可愛くしたような美人モデルで、清純少女物からOL、看護婦物
からSMまで幅広い。これは、ビニ本初期のものだがら過激なシーンは少ないが、このモデルの固定的ファンには掘り出し
物かもしれない。上の右下の場面を、後ろから撮った写真の大きなヒップは、男の征服欲をそそるだろう。       
       


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